雪舟

雪舟(せっしゅう)
1420(応永27)年 ~ 1506(永正3)年
室町時代の禅僧で画家、作庭家。備中国赤浜(現在の岡山県総社市)に武家の子として生まれる。12才で出家し、近隣の禅寺・宝福寺の僧となる。17才の時京都の相国寺に移り、水墨画家・周文の弟子となって絵の修業に励んだ。その後戦国大名の大内氏に招かれて山口に移り住み、48才の時、遣明船で明の寧波に渡航して画法などを学んだ。 中国には2年滞在し、禅宗の古刹・天童山景徳寺で「第一座」(禅僧の首席)に任命された。帰国後は大分、山口、島根など各地で創作活動を続け、水墨画の他、数多くの庭園を築造した。87才で死去したが(諸説あり)、死の直前まで絵の制作に没頭した。 日本独自の水墨画を確立し、代表作の『秋冬山水図』、『四季山水図巻(山水長巻)』など6点が国宝に、19点が重要文化財に指定されている。国宝の数は個人として最多で、「画聖」と呼ばれる。
①雪舟の足跡をたどろう
『雪舟』 NHK for School(2分25秒)
室町時代に水墨画を完成した雪舟について、幼少時代のエピソードを交えて紹介しています。
『雪舟とはどんな人?生涯・年表まとめ【代表作品や逸話も紹介】』 Rekisiru
雪舟の生涯、作品、様々なエピソードについて簡潔に紹介しています。
②雪舟の生き方から学ぼう
『雪舟の世界:作品の鑑賞と解説』 日本の美術
幼い頃から絵を描き始めた雪舟は、87才の高齢で亡くなる死の直前まで旺盛な意欲で制作に取り組みました。雪舟の生き方と彼の代表作について、丁寧に解説しています。
さらに学ぼう
『益田市立雪舟の郷記念館』 島根県益田市
雪舟終焉の地とされる益田市にある記念館。雪舟筆の肖像画『益田兼堯像』を収蔵しています。
『雪舟とは?日本水墨画の最高峰を徹底解説』 ART FLOW
雪舟の水墨画の代表作を通して、雪舟の画風を解りやすく解説しています。
『雪舟の庭園一覧』 庭園情報メディア【おにわさん】
雪舟は画家として有名ですが、多くの名庭園を作庭しました。ここでは17の庭園を紹介しています。
『常栄寺雪舟庭』 臨済宗常栄寺
山口県の常栄寺には大内氏の依頼を受けて雪舟が築いた庭があります。
優秀感想文
岡山 芸術家 室町 KY