1 授業づくりのポイント

これまでの動画において、折に触れて説明はしておりますが、6年社会公民分野の単元全体の授業実践をするにあたっての考え方を改めて記します。

(1)指導要領の理念にそった教材と授業展開とする。

※論議を引き起こすような、議論のテーマになるような授業、教材は別の機会とする。
そのような意味で物足りない感じはあるが、そこは、妥協した。

(2)保守的な立場から考えて大事だと思う内容を教材化する。

①天皇陛下について
国事行為だけでなく、天皇陛下の権威についても学習する。あわせて、天皇陛下と国民の関係性についても学習する。

②日本国憲法について
GHQ主導で制定された歴史を学習する。
憲法改正問題について考える。

③国民主権について
現在生きている主権者(国民)は、祖先と子孫のつながりの中で生きていることを意識した上で、主権者としての選挙を考える。

④基本的人権について
拉致問題を取り上げる。

⑤平和主義について
現在、日本の安全保障上の立場が厳しくなっていること知る。
自衛隊の抑止力について学ぶ。

⑥国際社会は、主権国家が協力、競争、争い(戦争)を繰り広げる舞台である。
(所謂、お花畑的なイメージを排す。)

⑦国際連合は世界政府ではないことを知る。
(国際連合の限界を知る。)

⑧国同士の関係の実際は、平等ではく、核兵器を含む軍事力を背景とした大国の影響を受けていることを知る。

⑨核問題の現実を知る。

⑩文化摩擦とそれに対する考え方を学ぶ。

⑪文化交流において、日本は単純にまねをするのではなく、主体的に取り組んできたことを学ぶ。

⑫国の文化を守ることや国益は、国際組織に優先することを学ぶ。

(3)追試可能

社会に詳しくない先生でも、自然に考えればそうだよねという感じで、あまり抵抗なく追試できる実践とする。

(4)考えさせる活動を通して知識だけでなく思考力を高める授業

※思考力は、知識の量と質と見る

(5)資料は信頼性のあるものとする。

※信頼性のある資料とは、現実社会でアクセスできる情報がある。( 匿名ではない。)
※信頼性のある資料とは、ネットの情報であれ、紙媒体であれ、公的な機関もしくはそれに準じた機関が出している資料とする。

2 授業実践の概要

(以下、収録済みの項目は「予告編」「本編」で表示しています。予告編は1~2分の内容で、どなたでもご覧いただけます。本編には、以下のメンバーシップが必要です。
教育者、および25歳以下の青少年は月140円、支援者は月290円で、毎週1本づつ追加される動画を、既刊号を含めて、見放題となります。

以下のページからぜひご登録ください。
https://www.youtube.com/channel/UC-12Cal2YFZ1H0dd5a6w9gw/join)

(1)憲法と私たちの暮らし

ア 1時 オリエンテーション
(ア)課題 祝日を調べることを通して、単元の見通しをもとう。
(イ)中心教材 カレンダー(祝日)
   ※祝日は、児童の身近ではあるが、詳しく知らない内容であるので、調べ学習にむいている教材。
イ 2時 日本国憲法①
(ア)課題 日本国憲法について調べよう。
   ※憲法の書かれていることとは何かを理解する。
   ※日本国憲法は、占領期にGHQが中心となって制定されたことを理解する。
   ※日本の課題として憲法改正問題があることを知る。
(イ)中心教材 憲法

ウ 3時 天皇陛下① 予告編 本編
(ア)課題 天皇陛下について調べよう。
  ※国事行為について調べることを通して、象徴の意味について理解する。
(イ)中心教材 国事行為
エ 4時 天皇陛下② 「天皇陛下のお仕事」ってどんなこと? 予告編 本編
(ア)課題 天皇陛下と国民の関係について調べよう。
(イ)中心教材 天皇陛下の権威 ※権力ではなく権威がある

【発展的な実践】
Ⅰ(ア)課題 天皇陛下と国民の関係について考えよう 予告編 本編
(イ)中心教材 大御心と大御宝 歴代天皇の和歌 宮中祭祀

オ 5時(0.5時間) 国民主権①
(ア)課題 国民主権について調べよう。
(イ)中心教材 国民主権
カ 6時 国民主権②
(ア)課題 主権者であることの責任を考えよう
(イ)中心教材 主権は、国民の重要な権利であるとともに責任もあること。
キ 7時 基本的人権①
(ア)課題 基本的人権について調べよう。
(イ)中心教材 基本的人権
ク 8時 基本的人権②
(ア)課題 拉致問題を通して基本的人権について考えよう。
(イ)中心教材 めぐみ(学校配付のDVD)
ケ 9時 平和主義
(ア)課題 平和主義について調べよう
(イ)中心教材 子ども防衛白書(防衛省発行資料)
        自衛隊DVD(特別儀仗隊)・Jアラート(音)
        スクラブ発進のニュース
コ 10時 日本国憲法② ※2時と関連あり
(ア)課題 主権者になったつもりで憲法について自分の考えをもとう。
(イ)中心教材 憲法前文と9条
サ 11時(0.5時間) 国会、内閣、裁判所の関係について
(ア)課題 日本の政治の進め方について調べよう。
(イ)中心教材 三権の役割とそれを担う組織
シ 12時 国会
(ア)課題 日本の国会の特徴について調べよう
(イ)中心教材 国会の仕組み
ス 13時 内閣
(ア)課題 内閣の仕事について調べ、6年2組シャドーキャビネットを考えよう。
(イ)中心教材 内閣の組織図と役割資料 シャドーキャビネット

【発展的な実践】日本の平和と安全についてさらに深く考えよう
Ⅰ(ア)課題 日本の平和を守るにはどうすればよいか考える 予告編 本編
(イ)中心教材 総理が自衛隊の最高指揮官 子ども防衛白書
Ⅱ(ア)課題 日本の平和と安全を守るために、アメリカとの関係をどうすればいいか考える。 予告編 本編
(イ)中心教材 日米安全保障条約の光と影
Ⅲ(ア)課題日本の平和と安全を守るために、自衛隊をどのように強化すればよいか考えよう。 予告編 本編
(イ)中心教材 自衛隊の運用ルール

セ 14時 裁判所
(ア)課題 司法権を行使する裁判所の仕組みについて調べよう
(イ)中心教材 裁判の仕組み・裁判員裁判に関わった人の意見
ソ 15時 国会、内閣、裁判所の関係について
(ア)課題 国会、内閣、裁判所の関係について調べよう。
(イ)中心教材 三権分立に関する資料(学年購入資料集)
タ 16時 国民の三大義務
(ア)課題 国民の3つの義務について調べよう
(イ)中心教材 教育を受けさせる義務・納税の義務・勤労の義務


(2)日本とつながりの深い国々

ア 1時 オリエンテーション
(ア)課題 国際社会について調べよう。
(イ)中心教材 国ごとの統計資料
イ 2時 アメリカ(経済面)①
(ア)課題 日本とのくらべながらアメリカについて調べよう。
(イ)中心教材 アメリカの統計資料
ウ 3時 アメリカ(経済面)②
(ア)課題 日本とのくらべながらアメリカについて調べようパート2。
(イ)中心教材 日本の統計資料
エ 4時 アメリカ(文化面) 予告編 本編
(ア)課題 銃に対する考え方について日本とくらべなら考えることを通して、アメリカの文化
(生活)についてまとめよう。
(イ)中心教材 アメリカの銃社会と一般人の銃の所持を禁止している日本社会の違い
オ 5時 サウジアラビア(経済面)
(ア)課題 日本とサウジアラビアのつながりについて調べよう。
(イ)中心教材 日本とサウジアラビアの貿易統計資料
カ 6時 サウジアラビア(文化面)
(ア)課題 日本とサウジアラビアのつながりについて調べようパート2。
(イ)中心教材 和食とハラル食品
キ 7時 中国(経済面主に貿易)
(ア)課題 日本と中国のつながりについて調べよう。
(イ)中心教材 日本と中国の貿易統計資料
ク 8時 中国(文化面)
(ア)課題 日本と中国のつながりについて調べようパート2。
(イ)中心教材 日本が中国から取り入れた文化と日本から中国の渡った文化
※漢字についての交流
ケ 9時 韓国文化と中国文化の違いを通して国際交流について考える 予告編 本編
(ア)課題 文化が異なる国同士の交流について考えよう。
(イ)中心教材 中国と韓国の挨拶の違いよる文化摩擦を通して、日本が文化の異なる国との交流のあり方について考える。

(3)地球規模の課題の解決と国際協力

ア 1時 国際協力の組織としての国際連合
(ア)課題 国際連合について調べよう。
(イ)中心教材 国際連合の組織と問題点
イ 2時 難民を救うための取り組み
(ア)課題 難民を救うための活動について調べよう。
(イ)中心教材 国連難民高等弁務官事務所(難民を助ける国連の機関)
緒方貞子さんの取り組み ※NHK映像の世紀バタフライエフェクト
ウ 3時 核問題 ※動画撮影済み
(ア)課題 核問題についての世界の取り組みについて調べよう。
(イ)中心教材 国際原子力機関(核廃絶に向けて取り組む国際的な機関)IAEA 核不拡散条約(NPT)
エ 4時 捕鯨問題
(ア)課題 鯨についての国際的な取り組みについて調べよう。
(イ)中心教材 日本の捕鯨文化、国際捕鯨委員会と国際捕鯨取締条約