第25回感想文祭り 「昭和前半」人物は自由選択、横浜市立中学校3年生 2 クラス 64 名、R071023

横浜市立中学校「感想文祭り」
令和7(2025)年10月2 3 日実施 範囲 「昭和前半」。人物は自由選択。
参加者 3年生 2 クラス(32 + 32) 計 64 名 選抜者6名
教師のコメント: 本校は生徒の端末がYouTubeを見られない設定になっており、正直言ってIT化が遅れています。課題設定は昭和前期の人物でしたが、仕方なく、教員の端末を教室のテレビに繋いで生徒の希望を取りながら一斉に視聴しました。2クラスで実施したのですが、1人物1話で3人しか視聴できませんでした。これだけで書けるという生徒もいましたが、もっと視聴してから書きたいという生徒には家庭でスマホなどを使って見るように指示し、宿題にして書かせました。短い時間での取り組みでしたが、貴重な学びを得た生徒も多かったと思います。

「荒井退造 何事にも最後まであきらめずに行動できる人になりたい。」  Tさん

荒井さんは疎開がうまくいかなくても、最後まであきらめずに県民たちを守ろうとしました。僕は、全然関係を持たない場所の知らない人々のために、何があっても何を言われても諦めない荒井さんの行動にとても感心しました。 なぜなら僕は命をかけてでもこの地の人を助けたい、守りたい、とそう思ったことがないからです。荒井さんは、くじけたりせず強い心を持ち続けていたので、僕も見習って、何事にも最後まであきらめずに行動できる人になりたいです。

「渋沢栄一の人生とは」           Ⅰさん

渋沢栄一という人物について知り、一番驚いたのは、彼がたった一度の人生で、時代に合わせて何度も生き方を変えていったことです。生まれは農家なのに、武士になり、政府の役人になって、今度は民間人としてたくさんの会社を立ち上げていったからです。その変化の中で特に印象深いのは、フランスでの経験です。それまで「外国を追い払うべきだ。」と考えていた人が、ヨーロッパの進んだ技術や社会の仕組みを目の当たりにして、「このままではいけない。」と、すぐに自分の考えを変えました。自分が正しいと信じ込んでいた考えを変えて、より良いものを取り入れようとする柔軟な姿勢は、僕たちが新しい知識を得たり、自分の間違いに気づいたりしたときに、ぜひ見習いたいことだと思います。

「渋沢栄一 ~世のため人のため」       Ⅰさん

「損をしたらみんなで我慢し、得をしたらみんなで分け合う。仕事を頑張った人がちゃんと報われてお金が貰える社会を作りたい。庶民が豊かになることが国を強くする」。これが栄一の考えだ。私はこの栄一の考えがあったからこそ、今の日本は豊かな暮らしをできるのだと思った。(略)今の現代社会に生きる人々に必要な考えはまさに栄一の考えだろう。歴史を知ると、過去にあった出来事や人々の考えを知り、活かすことができる。それが歴史を知る楽しさではないだろうか。私は将来、生活に困らず楽しい仕事がしたいと思っているが、少しのことでも誰かの役に立つような仕事をして、日本をより良くしていきたい。

「中川州男 ~歴史に中にある勇気と優しさ」   Hさん

さらに、どんなに苦しい状況でも部下を励まし続けたという姿から、本当に大切なのは強さや力ではなく、人を思いやる心や諦めない心だと思った。私は今まで戦争はただ悲しい歴史だと思っていたけど、中川の生き方を知り、そこには人を守ろうとする強い気持ちや責任感があったことを学んだ。戦争はあってはならないものだけど、命をかけて国や家族を守ろうとした人々がいたからこそ、今の平和な日本を作っていると思った。歴史を学ぶことで、過去の人々の思いを受け止め、今の自分の生き方を考えるきっかけになると感じた。

「八田與一」                 Mさん

八田與一の話は、現代に生きる私たちに、日々の生活や仕事に対する姿勢を変えるための、多くの具体的なヒントを与えてくれていて、自分の仕事が誰の役に立っているかを考えたり、自分の仕事が直接的、間接的に誰かの幸せや社会の発展にどう繋がっているのかを意識することで、仕事に対する満足度などを考えようと思うように私を変化させてくれました。

「北里柴三郎 ~自分の使命を見つけること」    Sさん

私が調べていた中で特に印象的だったのは、「病気で苦しむ人を助けることこそ、自分の使命だ」という北里柴三郎の言葉です。また、「医者の使命は病気を予防することにある」という言葉も残しています。どちらにも「使命」というワードが入っていて、北里柴三郎が医者という仕事に「使命」を感じていたのがとても格好いいと思いました。(中略)そしていつか私も、これが自分の使命だと思えるくらい誰かの役に立ちたいと思います。

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