俵屋宗達

概要 ①足跡を辿ろう ②絵にふれよう さらに学ぼう 

俵屋宗達たわらやそうたつ 生没年不詳一説では1643年没
 尾形光琳に代表される多くの絵師に影響を与えた琳派の祖とされています。江戸初期の京を代表する絵師のひとりです。後世に大きな影響を与えました。
俵屋宗達の肖像は残っていません。左図は「風神雷神図屏風」左部分(建仁寺蔵)

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①俵屋宗達の足跡をたどろう  →TOP

俵屋宗達  ホームメイト 刀剣ワールド

1570年前後に京都の「俵屋」という絵屋を営む家に生れたようです。絵屋とは扇絵や屏風絵、各種の紙製品に装飾を施す工房のことで、そのころ豪商や大名、貴族などが利用していました。宗達はここで才能を現し認められていくことになります。その第一歩は平家納経の修復に関わって描いた表紙絵でした。平家納経とは平清盛が平家一門の繁栄を祈願して厳島神社に奉納した豪華な経典群でした。本阿弥光悦がその修復を請け負いましたが宗達の腕を見込んでその修復作業へ招き入れました。光悦は絵画、書、陶芸、茶などに多彩な才能を発揮した芸術家でした。宗達は見事にその期待に応えて表紙絵などを修復しました。その後、光悦の書と宗達の絵による多くの共同作品が生まれました。それらの作品はダイナミックかつ斬新なもので高い評価を受け、皇室や徳川将軍家などからも依頼が来ることになります。
その後宗達は1630年に「法橋(ほっきょう)」という町人としては異例の高い位を与えられました。宗達は多くの作品を残すとともに後世にも多大な影響を与えました。宗達より100年余り後に活躍した尾形光琳は直接教えを乞うたわけでありませんが宗達の残した作品を模写し独学でその技法を学んでいます。その系譜は光琳の名から琳派言われていますが源流は宗達にあります。

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宗達の国宝たち  保科

俵屋宗達は多くの作品を残しましたが現在3点が国宝に指定されています。以下順にご紹介します。
1) 風神雷神図屛風
この作品は日本美術最高傑作のひとつといわれており風神と雷神を対面させた大胆な構図で描がかれています。両者は左右から睨み合っておりその間に空白があり、両者が徐々に距離を詰めつつあるような緊張した雰囲気が感じられます。尾形光琳はこの絵を模写するなど後世に多大の影響を与え、以後この系譜は琳派と称されました。
2) 源氏物語関屋零標図屏風
六曲一双の屏風であり源氏物語14帖「澪標(みおつくし)」と16帖「関屋(せきや)」に題材をとっています。「澪標(みおつくし)」は」住吉詣に向かう源氏一行の行列に圧倒された明石の君が船から上陸することなく引き返す場面で、「関屋図」は石山寺参詣の折に逢坂関で恋人であった空蝉と遭遇する場面ですが人物は牛車や船の中に隠れて直接には描かれていません。しかし物語を知る人が見れば理解できるような構図で描かれており見る人の想像力を引き出すような作品になっています。
3) 蓮池水禽図
この絵は水墨画作品で、白蓮の浮かぶ池に2羽のカイツブリが浮かんでいます。濃淡の墨を塗分けて墨の濃淡で奥行や陰影を表現しています。

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俵屋宗達の国宝

宗達の国宝3点は以下の場所にあります。
風神雷神屏風  建仁寺
源氏物語関屋零標図屏風 静嘉堂文庫美術館
蓮池水禽図     京都国立博物館

宗達の作品群の見られる美術館は以下に案内があります。
俵屋宗達 絵画作品と所蔵美術館

 

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