感想文祭り 第3回(八田與一、中三、横須賀市R050211)

優秀感想文

仲間のこと、家族のことを大切に思っているからこそ台湾の人々も八田さんを信じてついてきてくれてた。(1組、女子)

 八田さんは東洋一の巨大なダムを作り、台湾を生まれ変わらせました。そして今もなお、台湾の人々から尊敬され、台湾と日本を繋いでくれています。私はそんな偉業を成し遂げられたのは八田與一さんの考え方に理由があると思います。
 八田さんが残した言葉を見ると、仲間のこと、家族のことを大切に思っていることが分かります。そんな八田さんだからこそ台湾の人々も八田さんを信じてついてきてくれてダム作りを成功させることができたと分かりました。

途中で無理かもしれないと思っていても、周りの人の願いや希望があれば続けることができる(1組、男子)

 八田與一さんが行っていたダム建設の中で最も印象に残ったのは、工事中に多数の人が死んでしまってもあきらめないで、作り続けたことです。途中で無理かもしれないと思っていても、周りの人の願いや希望があれば続けることができるということがわかりました。

人々の協力なくして困難は乗り越えられない(1組、男子)

 八田さんのように何千人もの人々を動かすには自分が指示をして引っ張っていくよりも、自らが一番熱心に動き、一番周りを気にして先頭に立って引っ張っていく方が人々の信頼を集め、働く人々のやる気が湧いてくるのだと感じた。このことは私たち中学生も同じで、一人では難しいこともみんなでやればできるようになることがたくさんあるので、人々の協力なくして困難は乗り越えられないと思った。

学校で学んでいる理由は困っている人々を助けるため(1組、女子)

 私は八田與一さんの人生から、学校で学んでいる理由は困っている人々を助けるためであり、勉強をしておくほど色んな事に活かすことができると考えました。なぜなら、農作物が作れず困っていた台湾に自分の持っている知識を使い、ダムを作ったからです。

與一さんが記憶に残っているのは、台湾人たちに寄り添った結果(1組、男子)

 まず私が驚いたのは與一さんの「よい仕事は安心して働ける環境から生まれる」という考えから、宿舎だけでなく、学校や病院など、豊かな畑を超えて豊かな町づくりへと目標が大きくなり、実際に作り上げてしまっているということです。
 與一さんはいまもなお誰かの記憶にあり、日本人の銅像が回収されていく中、人々に守られていました。これは與一さんがダムを作ったからではなく、台湾人たちに寄り添った結果だと感じました。

「君たちの死をオレは絶対に無駄にはしない」と言った八田さんの言葉には、胸を打たれました。(1組、女子)

 石油ガスによる爆発事故は本当に不幸だったとしか言えません。八田さんが工事を辞めたいといったときの気持ちはすごく理解できます。しかし、遺族の方の言葉に励まされ、「君たちの死をオレは絶対に無駄にはしない」と言った八田さんの言葉には、胸を打たれました。
 その後、月日が経ち、東日本大震災が起こった際には台湾が真っ先に日本へ駆けつけ、支援してくれたことは本当に感動しました。これらも含め、八田さんの活躍があったからだと思います。

八田與一さんが残してくれた日本と台湾の信頼をこれからも大事にしていきたい(1組、女子)

 八田與一さんが台湾の方々から慕われているのは、功績以外にもあると気が気づきました。国境を越えて思いやるという八田與一さんの行動は人々に敬われるべきものだと思いました。八田與一さんが残してくれた日本と台湾の信頼をこれからも大事にしていき、誰もが国や世代に関係なく人を想う心を持って、あたたかい世界になれたらいいなと思いました。

支えあえる人との信頼が苦難を乗り越え、偉大なことを成し遂げる(2組、女子)

 台湾の人々は八田與一さんが考える以上に八田與一さんのことを信頼し、ダムを完成させると思っていたのです。今までは八田與一さんが引っ張っていると思っていましたが、今度は台湾の人々が八田與一さんを引っ張ったところを見て、お互いは対等の立場で信頼し合っているんだと気づきました。支えあえる人との信頼が苦難を乗り越え、偉大なことを成し遂げると私は学びました。

「国や人種関係なく人助けすることは自分に返ってくる」(2組、男子)

 私は、この話を通して、歴史上の人物を知ることで、国どうしの繋がり、今の世の中に必要なことが分かると思いました。国どうしの繋がりという点では東日本大震災では台湾からの支援がありました。これは台湾の人々からの「恩返し」に思えました。今の世の中に必要なことという点では、八田與一の「差別をしない」「どんな人でも平等」にする人柄にあると思いました。この二つのことから、私が世界に伝えることは「国や人種関係なく人助けすることは自分に返ってくる」ことです。

外国のために尽力するというのはすごいこと(2組、男子)

 すごいと思ったのは、このような大規模工事の指揮を母国でもない国のためにとり、豊かにさせたということです。日本国内も不安定な状況であったにもかかわらず、外国のために尽力するというのはすごいことだと感じました。
 私は今回の学習で八田さんの凄さを感じました。人種差別をせず、台湾のために生きた八田さんのように、周りを気遣える人が世界にはもっと必要だと感じました。同時に私は八田さんのような人間になりたいと思いました。

その人たちが八田興一を信じてこうして動いてくれなかったら、今の台湾はない(2組、女子)

 私だったら、自国を植民地支配していた国の人たちを信じられないから、その人たちが八田興一を信じてこうして動いてくれなかったら、今の台湾はないと考えると、先人たちがどれほどすごいのかわかる。
 政府も戦争でお金がたくさんあるとは言えないはずなのに、5000億出すのがすごい。

人の想いは時代を変えられる(2組、女子)

人の思いが形を作る。私は今回の授業で強く思った。八田が台湾にダムを作りたいという思いは台湾の人にも伝わっていき、お互いを尊重することは大事だと思った。
 八田は度量が大きく努力家なことから、台湾の人々に愛され、諦めることをしなかったからこそ、事業を成功させたんだと思います。こういう人がいたからこそ、日本と台湾には、強い信頼関係が今も続いている。人の想いは時代を変えられると考えられた。

自らが行動で示し、環境、雰囲気を変えれば、きっと成功させることができる(2組、女子)

 給料が払えなくなった時、優秀な技師から解雇し、働き口を探したり、自ら働きに出たりと、ダムの建設に関わる人を一番に考え、一番上に立つ人なのに、いい意味で謙虚な人だと思いました。このような温かい人柄がダムの建設を成功へと導いたと考えました。物事を成功させるのには、環境、周囲の協力など、自分ではどうしようもないこともあります。しかし、自らが行動で示し、環境、雰囲気を変えれば、きっと成功させることができると気がつきました。

感謝し「合う」ということの大切さ(2組、女子)

 感謝し「合う」ということの大切さを、私は八田與一さんから学びました。
 八田與一さんは自分に協力し、自分のもとで働いてくれる労働者に感謝していました。そしてその感謝から、労働者にとって安心して働くことのできる環境をつくったのだと思います。また、労働者たちもそんな八田興一さんに感謝をしていたからこそ、厳しい環境の中で最後まで協力したのだと思います。人と関係を築いていく上ではお互いがお互いに感謝をすることが大切です。

 八田さんの銅像は八田さんの人柄から生まれたもの(3組、女子)

 はじめに八田さんの銅像を見た時は、なんだかだらしない姿で眉をひそめていて、何をした人なのか、さっぱりでした。ですが、授業を通してその銅像は八田さんの人柄から生まれたものなどと知り、見方が変わりました。
 東日本大震災が起こった際には、多くの義援金を届けてくれました。 他にもさまざまな国が支援をしてくれたと知りました。それは日本人は昔から思いやりの精神があるからだと思います。八田さんのように、自分だけでなく周りの人たちにも気を配られて、大きなことを成し遂げても自分だけの手柄とせず、周りへの感謝を忘れない。そんな精神は日本人ならではだ、と感じました。

台湾の人々が與一さんの銅像を隠して守ったのはすごい(3組、男子)

 日本人の銅像を破壊するように命じられた時には、台湾の人々が與一さんの銅像を隠して守ったという行動は、與一さんのことをよく思っていたからこそできたと思うので、すごいと思いました。そういう相手のことを思いやることは、今後の日本にも大切なことだと思うので、大切にしていきたいと思いました。

八田さんの行動は台湾の未来を変えた(3組、女子)

 現場に住み込みで働き、作業員そして家族二千人が住めるよう学校や病院まで作るという行動力にとても驚きました。また八田さんは自分の子供達を台湾の子供達と一緒に学校に通わせるなど、台湾の人々との人間関係を大切にしていた事がよくわかりました。このような八田さんの行動は台湾の未来を変えたと言っても過言ではないと思いました。
 今でもなお、台湾の人々の頭に残っている八田さんのように、いつか私も社会に出て、人の役に立てるよう、未来への一歩一歩をあきらめず前に進んでいきたいと思いました。

八田さんは人を救っただけでなく、その救った人たちを繋げ、一つにした。(3組、女子)

 八田さんの行動は人を救っただけでなく、その救った人たちを繋げ、一つにし、個人だけでなく全体を幸せで包み込んだ。私はそのことが一番印象に残っています。つまり、八田さんは一つの大きな行動で、人を救う、人を一つにするという二つのことを成し遂げたということです。なので、その人たちにとって八田さんがどれほど大きな人物となったか、私には想像すらできません。
 八田與一は日本と台湾にとっての英霊、ヒーローだと思いました。

石油ガスの爆発事故では計五十人が亡くなっても、働いている人々は将来の台湾の為に作業を続けたいと言った(3組、女子)

 建設から2年目で起こった石油ガスの爆発事故では計五十人の作業員が亡くなられました。それを知った時、私は他に働いてる人たちはこれを機にやめてしまうのではないかと思いました。ですが、実際にやめてしまいたいと思ったのは八田さんだけであり、逆に働いている人々は将来の台湾の為に作業を続けたいと言っていたそうです。死者が出るほど危険で大変な作業を続けたいと思わせてくれた八田さんは、台湾に愛された日本人という名が最もふさわしい人物だと思いました。

従業員思いで従業員との距離が近かったからこそ、大事業を成し遂げられた(3組、女子)

 八田について知っていくうちに驚いたことがある。それは働いている人たちに給料が出せなくなった時に、優秀人材から解雇していったということだ。八田は優秀な人はすぐに働き口が見つかるだろうと考えたらしい。
 また、八田は楽しい人だったのではないかと私は思う。現場で祭りが行われた際、八田自身も仮装をして祭りを盛り上げたそうだ。
 このように従業員思いで従業員との距離が近かったからこそ、大事業を成し遂げられたのだと思う。

人々の助けになることを続ければ、その分遠い未来までも感謝し続けてもらえる(3組、女子)

 私は八田與一さんが台湾に残した功績を学び、人に感謝する気持ちは世界共通なんだと感じました。
 当時、台湾は日本の統治下にあったわけですが、現在でも八田さんの追悼式が行われたり、日本と友好関係を築き続けてくれる台湾を見て、どんな状況にあっても人々の助けになることを続ければ、その分遠い未来までも感謝し続けてもらえるんだなと感じたお話でした。

心の底から優しさをさらけ出せる人こそが、周りの人に愛される(4組、女子)

 彼は決して同情しなかった。同情から来たやさしさで、彼がこのプロジェクトを始めたのなら、きっとうまくいかなかったと思う。同情ではなく、彼自身の性格が彼に差別をさせなかったのだと思う。だからこそ、彼の偉業は今もなお語り継がれている。彼は自分の素をさらけ出し、さらにその素が優しさにあふれていたからすごいのだと感じた。表面的な優しさは世界にたくさんあるが、心の底から優しさをさらけ出せる人こそが、周りの人に愛されるのだと思った。

この人は人々のダムだ(4組、女子)

 私は八田與一という人のことを調べてみて、この人は人々のダムだと思いました。
 私はダムの水のようにバラバラなところにいた多くの人々を與一は水を出し入れするかのように動かし、水を発電に使うかのように上手く能力を活用してできたのが、このダムだと思いました。

信念は人の気持ちを動かす(4組、女子)

 私は言葉ではなく、実績で語り継がれている八田與一は強い信念を持っている人だと思った。 強い信念を持つ、それは言葉では表すのは簡単だが、実際には先の見えない未来を信じ続け、前へ進んでいく力が必要なんだと私は考える。そのような八田與一についての授業を通して、私は信念は人の気持ちを動かすことを学んだ。

日本による台湾の植民地化は、自由や大切なものまで奪うようなものではなかった(4組、女子)

 植民地と言えば、命令に従わなければならないし、自由や大切なものまで奪われてしまうようなものだと認識してきたが、日本による台湾の植民地化はそうではないことに気づいた。また、見下ろすような像にだけはしないでほしいと言った八田さんの言葉から、すごいことを成し遂げても慢心したり、人の上にはたとうとはしない欲がない性格だったことが分かった。

自分にとって「鏡」となる人物を見つけられた(4組、男子)

 八田さんについての動画を見たとき、第一に思ったことは「こんな人になりたい」です。
 私は私生活でも人の手助けや手伝いを積極的に行っています。ですが、自分にとっての「鏡」となる存在がいませんでした。今回その「鏡」となる人物を見つけられたので、それに向かって走り続けたいと思います。

そのダムこそが彼の生き様であり、台湾の人々との絆でもある(4組、女子)

「八田與一」彼の生き方がとても美しいと思う。強い信念を持ち、個々を大切な存在として扱った。平等に、対等に、真摯に向き合ったからこそ、東洋一とも言われる巨大ダムが完成したのだと思う。私はそのダムこそが彼の生き様であり、台湾の人々との絆でもあると思った。そしてその絆は今も続いている。

人の思いや感情を大切にしていたから、人が最も大事にしている支えを見抜くことができた(4組、女子)

 初めてこのような感情に至りました。私は八田興一さんの成し遂げたことを映像で見た時、現代社会にはいないような人物だと思いました。
 物事の本質の裏まで考え、行動する人がこの世にいたことに驚きが隠せません。
 なぜ八田さんは人が最も大事にしている支えを見抜くことができたのでしょうか? それはよく人の思いや感情を大切にしていたからだと思います。

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