源義経

源義経(みなもと よしつね)1159(平治元)年 ~ 1189(文治5)年                     平安時代末期の武将。幼名・牛若丸。父・源義朝が平清盛との戦い(平治の乱)に敗れたため、母・常盤御前は今若、乙若、牛若(2歳)を連れて逃亡したが後に出頭、平清盛は3人の子供に出家を命じ、助命した。牛若丸は鞍馬寺に預けられたが16歳の時出奔し、奥州の藤原秀衡を頼って平泉に逃れた。
22歳の時、異母兄・源頼朝が平氏追討のため挙兵し、義経は数十騎の兵を率いて兄のもとに馳せ参じた。義経の従兄弟・源義仲(木曽義仲)が平氏を破って京都に入ると、義経は頼朝の命を受けて大軍を率いて京都に迫り、源義仲を討ち取った。さらに平氏を西に追撃し、一の谷の戦い、屋島の戦い、壇ノ浦の戦いで鮮やかな勝利を重ねてついに平氏を滅ぼした。
しかし京都に凱旋した義経の声望が高まり、朝廷からも任官されると、頼朝は義経を新たな脅威とみなして義経追討を命じた。
義経は九州へ逃亡を図るが暴風で船を押し戻され、再び藤原秀衡を頼って平泉に逃れる。秀衡は義経をかくまい、頼朝に対抗しようとしたが病没、秀衡の子・泰衡が後を継いだ。頼朝は朝廷を通じて泰衡に強い圧力をかけ続け、泰衡はこれに屈して義経の館を襲撃、義経は妻子を殺害した後に自害した。享年31歳。

①源義経の足跡をたどろう

『【漫画】源義経の生涯~壮絶すぎる最期』日本史マンガ動画(10分) 連載終了漫画家・徳永サトシ

幼時に父を殺された義経。兄・頼朝の配下として戦いを続け、ついに父の仇をとります。しかし頼朝は義経を殺そうと考え…。義経の悲劇的な生涯を分かりやすく解説。

『全ては源頼朝のため...なのに思いは届かなかった...源義経のかわいそうな最期【漫画】』  KADOKAWA最強歴史チャンネル(4分)

兄・頼朝に追われ、再び奥州藤原氏のもとに逃れた義経。しかしそこにも頼朝の手が迫り…。義経とその妻子、家臣・弁慶の最期の場面です。

『【源義経①】悲劇の英雄!源義経の人生を分かりやすく解説(前編)~平治の乱、頼朝との再会、源義仲~』 やすひろの歴史勉強ch(27分)

父は平家との戦いに敗れて殺害され、幼くして捕らわれた義経も危うく殺されかけます。出家させられた義経は東北に逃れ…。

『【源義経②】悲劇の英雄!源義経の人生を分かりやすく解説(後編)~一の谷、屋島、壇ノ浦の戦い、頼朝との対立、逃避行、勧進帳、死去~』   やすひろの歴史勉強ch(30分)  

兄頼朝の命をうけ、見事な戦術で宿敵平家を滅ぼした義経。しかし頼朝は義経殺害を図り、義経は再び東北に逃れますが…。義経の人生はまさに悲劇の連続でした。

②源義経の言葉に触れよう

『源義経の辞世の句』  武士の和歌・名言

義経を守ろうとして壮絶な最期をとげた弁慶。義経の辞世の句は、その弁慶の忠誠心に答える歌でした。義経と弁慶の固い絆が偲ばれます。

『『平家物語』名言を集めました!【原文・現代語訳】』  えこぶんこ

屋島の合戦の際、義経と梶原景時(兄頼朝の家臣で監視役)の意見が対立します。この「逆櫓(さかろ)」の論争から、義経の戦術の要諦をうかがうことができます。

③源義経の生き方から学ぼう

『【平安時代】70 平家物語 一ノ谷の戦い 鵯越の逆落としと平敦盛』 YouTube高校(12分)

義経は大将でありながら先頭をきって突撃し、味方を鼓舞します。また平敦盛の悲話は、この戦いの時の出来事でした。

『【平安時代】72 平家物語 壇ノ浦の戦い』  YouTube高校(11分)

常に先頭に立とうする義経と、先陣をきりたい部下(兄頼朝の家臣)との対立が一層深まります。後に頼朝が、平家を倒した最大の功労者である義経の殺害を図ったのは、この対立が一因だったとも言われています。平家物語のクライマックス、平家滅亡と幼い安徳天皇最期の悲話についても学んでみましょう。

さらに学ぼう

『【真相解明】源義経はなぜ頼朝に消されたのか?』  日本史サロン(13分)

義経が兄頼朝と対立し、殺された原因に関する最新研究を紹介。また義経が助かる道はあったのかについて、興味深い考察をしています。

『【ゆっくり解説】学校では教えない源義経と愛人静御前…悲劇の白拍子』  History lover (12分)

頼朝に捕らわれた静御前は、頼朝の前で義経を慕う歌を歌いながら舞い、逆鱗に触れます。義経の子を身ごもっていた静御前とその子の運命は…。

『義経伝説が北海道の各地に足跡を残している』  トピックスファロー

北海道平取町にある義経神社、義経資料館。北海道には義経の足跡が120か所以上あり、義経が北方へ逃れたという言い伝えはとても伝説とは思えないほどです。

京都,平安,武将,KY

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