感想文祭り 第5回 、徳川家康・坂本龍馬、中学生、宇都宮市、個別指導フラワースタディ(学習塾)、R050627
実施教師のコメント:
参加生徒は中1から中3の3学年で、計15名でした。
学習した歴史人物は、中1:聖徳太子、中2:徳川家康、中3:坂本龍馬、です。
ここまでの経過を振り返りますと、これまで学校の歴史授業に興味を持てなかった生徒たちが、科目の学習とは違った面でも、前向きな反応を示したことが、私には新鮮な驚きでした。
『歴史に名前を残しているけれども、まるで興味を持てない、テスト点数のための暗記事項』でしかなかった歴史人物の、様々なエピソードや残した言葉を知ることで、その人物を印象付けて覚えられるだけでなく、自分の考え方・行動を顧みるきっかけにもできるのは、素晴らしいことです。
このような『歴史人物への共感』をきっかけにして、日本人としての『共同体感覚』の獲得や、『家族や身の回りの人々への感謝』、そして『自分の人生の意義を再確認』することに導くことこそが、今の子供たちにとって重要だと感じています。
優秀感想文
竜馬のように、信念をもって自分の道を切り開く生き方を私も(中3、女子)
私は竜馬に、薩長同盟を成立させた幕末のリーダーというイメージをもっていました。だからきっと子供の時から強くて優秀だったのだろう、と思っていました。しかしそんな竜馬が実は弱くて泣き虫だったことを知って、驚きました。そして三つ上の姉から修業を受けていたエピソードを知り、親しみを感じました。
それから竜馬の「世の人は我を何とも言わばいえ。わが為することは我のみぞ知る」という言葉に心を惹かれました。龍馬は自分の心の奥深くに眠っている「弱気」を一つも見せない、とても立派な人に成長していました。
龍馬のように、信念をもって自分の道を切り開く生き方を、私も見習おうと思いました。
徳川家康の生き方を見習って、コツコツ努力していこうと思います(中2、女子)
家康について調べる前、私はこの人物に対して、有名ですごい人、としか感じていませんでした。ですが調べてみると、実はケチだったり、小さい頃は人質にされてとても苦労をしていたり、面白い話がたくさん出てきて親しみを感じました。そして、とても努力してきた人なのだと感じて尊敬しました。
私の生き方や考え方とは真逆だけど、徳川家康の生き方を見習って、コツコツ努力していこうと思います。そして明日からの毎日を、頑張っていきたいです。
「人の一生は重荷を負って遠き道を行くがごとし。急ぐべからず」(中2、男子)
徳川家康について調べる前は、江戸幕府を開いたり、天下を取るチャンスが来るまで待っていたようなことしか知りませんでした。しかし調べてみると、小さい頃に人質生活を送っていたことや、戦いに負けて死ぬ寸前まで追い詰められたりと、苦労を積み重ねていた人だということがわかりました。
家康の言葉で印象に残ったものがあります。「人の一生は重荷を負って遠き道を行くがごとし。急ぐべからず」です。僕は慌てて失敗した経験が何度もあります。これからは焦らずゆっくりと確実に成功に近づこうと思います。
家康は、自分に厳しくすることで天下統一にたどり着きました。僕も、自分への甘さをなくし、厳しくしようと思いました。