大伴家持

大伴家持(おおとものやかもち)   718(養老2)~785(延暦4)年
奈良時代の歌人。万葉集の編纂者の一人。日本最古の詩集である万葉集(全20巻)を編纂し、その多くの巻に彼の作品が収録されている。家持の作品は深い人間理解と自然への愛情を反映し、現代においても多くの人々に愛されている。自然や人間の感情を美しく描写し、後の日本文学に大きな影響を与えた。肖像画は狩野探幽。

①大友家持の足跡をたどろう

大伴家持の生涯  歴史るべ

約480首の歌が収められている『万葉集』の編纂者と考えられているのが大伴家持です。家持はあちこちの国守を努めながら歌を残しています。その作品の特徴は独自の細やかな歌風と言われています。

②大友家持の言葉にふれよう

万葉歌人 大伴家持 ~多賀城へのいざない~  多賀城万葉デジタルミュージアム

万葉集から有名な12首を紹介しています。読むと万葉の世界を感じとることができるかもしれません。

万葉集・大伴家持の長歌と軍歌「海ゆかば」覚え  宮城県遠田郡涌谷町

「海ゆかば」は昭和12年に国民歌謡として作曲され、軍歌ともなりました。その原詞は大伴家持の万葉集にあります。信時潔が作曲した荘重な調べの傑作で、太平洋戦争末期には大本営発表等での準国歌また玉砕報道の鎮魂歌(レクイエム)として放送されました。

③大伴家持の生き方から学ぼう

大伴家持 日本史辞典/ホームメイト  刀剣ワールド

 家持の生き方からは、彼の時代における貴族の生活や、歌人としての責任感を学ぶことができます。万葉集の編纂に尽力し歌の保存と伝承に努め、越中国守として地方行政にも携わって政治的な役割も果たしました。彼の生き方は、文学と政治の両面でバランスを取ることの重要性を教えてくれます。

さらに学ぼう

万葉百科  奈良県立万葉文化館

奈良県にある万葉文化館では、大伴家持と万葉集に関する展示が行われています。情報検索で歌も歌人も歌碑も調べることができます。

大伴家持の生涯と万葉集  高岡市万葉歴史館

越中守として在任した5年間を中心に家持の生涯について解説しています。

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